2009 年 4 月 16 日

<魚眼図>適正枚数

カテゴリー: 魚眼図 — Column @ 12:00 AM

持っているカードが多い。銀行やクレジット、職員証、保険証、さらにデパート、電器店、飛行機会社、ホテル、飲食店、コンビニ、バス、電車、図書館などなどである。クレジット機能のあるカードだけで十枚以上になる。数えると、いつも持ち歩いているカードは八十枚以上になる。その他の数十枚は家に置いてある(学会の会員証などはめったに使わないので本箱の中にある)ので、合計で優に百枚は超えている。
客を確保しようという意図なのか、新しいところに行くと必ずと言っていいほどカードを作らされ、どんどん増えてしまう。八十枚以上持ち歩いていると、必要なときに必要なカードがなかなか出てこない。毎回何度もカードを出したり入れたりして「神経衰弱」状態になってしまう。
客と店の両方を便利にするためのカードのはずなのに、かえって不便になっている。更新とか退会とかで不要になる枚数もばかにならないであろう。環境問題の点からもいいことではない。
といって、すべての機能を一枚にまとめるというのもよくないのである。最近は携帯電話に機能を集中させるのがはやっている。電車やバスの定期券、飛行機の搭乗券、お金などの機能を持たせている。一見非常に便利であるが、大きな落とし穴がある。その携帯電話をなくしてしまったら(あるいは壊してしまうと)何もできなくなってしまうということである。
やはり現金、カード、携帯電話など少しずつ機能を分散させて(できれば違うところに)持っているのが危機対応のためには安全である。そのときの適正枚数は何枚程度であろうか。とても八十枚が適正とは思えない。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2009/04/16

2009 年 4 月 2 日

<魚眼図>中島みゆき

カテゴリー: 魚眼図 — Column @ 12:00 AM

中島みゆきの「夜会」のコンサートを久しぶりに聴いた。「夜会」は毎年テーマが変わるミュージカル形式のコンサートで、ふつうのコンサートとはかなり雰囲気が違う。彼女の地元の札幌では開かれず、東京(と最近は大阪)だけで開かれている。平日の夜八時すぎに開始されるという日本では珍しいスタイルである。
夜会のチケットは入手するのが非常にむずかしい。予約受け付け開始後すぐにツアー全体のすべての席が埋まってしまう。若いときは受け付け時間に合わせてつながるまで何度でも電話をしたものだが、最近はさすがにそのような体力はない。今回は時間がかなり経過してから電話をしたら、運よく席に空きが出ていた次第である。彼女のファンも彼女とともに年を取って落ち着いてきたということかもしれない。
ポプコン(ヤマハ・ポピュラーソング・コンテストの略称)で「時代」を歌って以来ずっと彼女の大ファンである。出たCD(昔はレコードだったが)も全部持っている。コンサートものべ数十回通っている。若いころは十年以上にわたって毎日通学通勤時に彼女の曲を聴いていた。さすがに最近は毎日ではないが、現役の歌手でいま聴くのは彼女だけである。ともすれば彼女の曲は「暗い」と言われがちだが、聴くと必ず元気が出てくる。彼女の曲を聞いて暗くなる人は、元から暗いだけだと信じている。ちなみに一番元気がでる好きな曲は「五才(いつつ)のころ」である。
久しぶりに生で聴いた彼女の歌はやはりよかった。数あるヒット曲を歌うことはなかったが、どの曲もすばらしかった。しばらくは元気に過ごすことができそうである。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2009/04/02

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