2009 年 3 月 21 日

先を読む頭脳

カテゴリー: ニュース — hitochan @ 3:39 PM

羽生さん、伊藤毅志さんと書いた「先を読む頭脳」
が新潮文庫として出版されました(正確にはもうす
ぐ本屋に並びます)。理系の研究者が書いた本が
文庫になることはめったにないので、やはり羽生
さんのおかげですね。

文庫本は安いです。この本も400円+税です。
よろしければぜひどうぞ。

2009 年 3 月 19 日

<魚眼図>北海道スイーツ

カテゴリー: 魚眼図 — Column @ 12:00 AM

お酒を好む辛党なのだが、甘いものも大好きである。学生時代は(男の!)友人とケーキ食べ放題によく通っていた。いい小豆を使った和菓子を求めてわざわざ遠出することもあった。いわゆる両刀遣いである(非常にメタボになりやすい嗜好(しこう)であることはよく承知している)。
北海道は小豆、牛乳、小麦粉、果物などスイーツの食材になるものが豊富なので、それらを使っておいしいスイーツを作ろうというのは当然の発想である。お菓子と言わずにおしゃれにスイーツと称して北海道のスイーツを売り込む動きが盛んになっている。
道内在住の人が思っている以上に北海道の食べ物は本州で人気が高い。北海道ブランドの食材を使ったスイーツは大いに魅力的なはずである。食の安全性や食料自給率の問題など、社会情勢も追い風になっている。いい値段のものでもよく売れている。
かつては少量のスイーツを作っても広い範囲で売るのがむずかしかったが、いまはインターネットを使うことによって通信販売で簡単に販売できるようになった。買う側にとってはいわゆる「お取り寄せ」である。
あるスイーツが「お取り寄せ」でうまく売れたならば、その次のスイーツはできれば現地でしか買えないようにしていただきたい。北海道に行ったおみやげにそれを買ってもらうことで観光の振興につながるからである。ご存じのように、大ヒットしたいくつかの北海道スイーツはこの戦略を採用している。
さらにその次には、おみやげではなく現地で食べるしかないようなスイーツに挑戦していただきたい。この時期にこの店でしか食べられないというスイーツである。道内各地でさまざまなご当地スイーツがヒットすれば、北海道の観光はさらに魅力的なものになろう。
個人的には、さすがにケーキ食べ放題はもうつらいが、小豆を使ったおいしい和風スイーツがあれば、どこにでも食べに行く用意がある。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2009/03/19

2009 年 3 月 2 日

<魚眼図>デジタルネイティブ

カテゴリー: 魚眼図 — Column @ 12:00 AM

ネイティブという言葉は生まれながらに親しんでいるという意味で、「彼は英語のネイティブだ」みたいな使い方をする。コンピューター、インターネット、携帯電話などのいわゆるデジタル機器に物心ついたときから親しんでいる人のことを最近は「デジタルネイティブ」と呼ぶらしい。
中学生になってから英語を学んでもなかなか上達しない(特に発音はどうにもうまくならない)ように、年を取ってからデジタル機器を使い始めてもなかなかうまく使いこなせない。最近天命を知ったはずの筆者も、コンピューターを使い始めたのは大学生になってからで、インターネットを始めたのは(日本では最も早い部類ではあったものの)大学院生になったぐらいからなので、体の一部のようには使いこなせていない。携帯電話も一応持ってはいるものの、たまに電話をするだけでメールを含めてほとんどの機能は使いこなせない状態である。情報処理の専門家ではあるものの、デジタル機器に対しては明らかに違和感を持っている。いわゆるアナログ人間なのである。
若い人たちはごく自然にこれらのデジタル機器を使いこなす。わが家の子供たちも物心ついたときからデジタル機器に囲まれていたので、はしや鉛筆と同じように、いやむしろそれらよりも身近な存在としてデジタル機器と付き合っている。
若い人がデジタル機器と深く付き合うことに不快感を示す大人が多い。インターネットや携帯電話の使い過ぎに問題があることは事実なのであるが、あえていえば自分がうまく付き合えないデジタル機器と若い人が仲良くすることに年寄りが嫉妬(しっと)している面があるように思う。彼らはアナログ人間の世代とは異なる能力を身に付ける可能性がある。その能力を世界をもっとよくすることにぜひ生かしてほしいと願っている。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2009/03/02

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