2008 年 11 月 26 日

<魚眼図>観光の今後

カテゴリー: 魚眼図 — Column @ 12:00 AM

北海道の観光を取り巻く環境はますます厳しくなりつつある。経済状態が落ち込んでいることが大きな原因ではあるが、経済が持ち直したとしてもこのままでは今後の見通しは甘くない。
日本人旅行者は人口減に伴いこれからずっと減っていく。入り込み数を回復させるのはほぼ不可能である。来た人になるべく長くいてもらうための工夫、たとえば滞在型観光を積極的に進める必要があろう。
外国人観光客の対策を急がなくてはならない。表向きは外国人に来てほしいと言いながら、内心では自分のところには来てほしくないと思っている店が多すぎる。日本人だけを相手にしていては観光産業が成り立たなくなるのは明らかである。
出張で来たついでに観光もする客の対策も重要である。旅費を自分で払う必要がないので、その分、地元にお金を落としてくれる期待がもてる。コンベンション施設だけでなく、会議開催のソフト面の支援が不足している。
新幹線に過度に期待してはいけない。これまでの例を見ても新幹線開通効果は長くは続かない。函館を例にとれば、夜景を見たその日のうちに東京に帰る(冬なら十分に可能である)ので宿泊客が減る可能性があるし、地元住民が仙台や東京へ(延伸すれば札幌へも)買い物に行ってしまい地元にお金が落ちなくなる可能性もある。そこに留まってもらうための価値をこれまで以上に打ち出さなければいけない。
残された時間は短い。しかしいますぐに全力で取り組めば北海道の観光はまだ手遅れではないと思う。われわれ観光の研究者も精いっぱい頑張りたい。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2008/11/26

2008 年 11 月 12 日

<魚眼図>夕張訪問

カテゴリー: 魚眼図 — Column @ 12:00 AM

研究会議に出席するため夕張へ行ってきた。前から一度行ってみたかったので、とてもうれしかった。
その理由の一つは、夕張のロボット施設が取り壊されたというニュースを見たためである。この施設では数年前にうちの大学のロボットを一時的に出展したのだが、その時は行けなかったので跡地をぜひ見ておきたった。ロボットたちはオークションでばらばらに売り出されるらしいが、貴重な財産なのでどこか道内でまとめて買い取ってくれないものだろうか。
会議は廃校を改造した施設で行われたが、十分快適だった。宿泊や食事もできてスポーツ合宿にも使われていた。昼食の店は多くはなかったが、特徴のある料理で楽しめた。居酒屋風の店で夕食を取ったが安くておいしかった。二次会で行こうとした店が早い時間に店じまいしたのには驚いたが、雰囲気のいいところだった。会議の参加者の夕張の評判は非常によかった。
もちろん、破たんの影響はここかしこで見ることができた。昼食の店で「歩いて行けるところでは靴下ひとつ買えない」という話も聞いた。
観光面ではいくつかの問題も感じた。まず、車がないと夕張の中をまったく動くことができない。会議に参加した仲間が車に乗ってきたので移動できたが、運転しない私だけでは夕張観光は不可能である。次に、観光施設のチケットが全施設入場できる一種類だけで、それが三千円と非常に高い(時間の都合で石炭博物館のみ見学したかったのだが、それだけでも三千円と聞き断念した)。
よくも悪くもいまの夕張は外界とは別世界である。世事をしばらく忘れて議論に没頭するにはいいところだと思う。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2008/11/12

2008 年 11 月 2 日

ビジネスEXPO

カテゴリー: ニュース — hitoshi @ 11:19 AM

毎年札幌でビジネスEXPOというイベントが開催されています。以前は
未来大もNECソフトウェア北海道と共同で出展したこともあります。

今年は11月13−14日にアクセス札幌で開催されます。松原は13日の
午後にロボットをテーマにしたパネル討論に出席します。

http://www.noastec.jp/business/

紫綬褒章

カテゴリー: ニュース — hitochan @ 8:10 AM

松原の指導教員である井上博允先生が
紫綬褒章を受章しました。スポーツ芸術
文化に功績のあった人におくられるもの
です。同時に北京オリンピックで活躍した
人たちが受賞しています。

公立はこだて未来大学 松原仁研究室
〒041-8655 北海道函館市亀田中野町116番地2
inquiry@matsubara-lab.net (@は半角に直してください)