台湾出張
未来大と高雄大学および雲林科学技術大学との
連携を進めるために両校を訪問して講演をしてき
ました。ちょうど台風が来ていて、全日空のシステ
ム不具合も重なって行けるかどうか不安でしたが、
なんとかたどりつきました。両校では歓待していた
だきました。写真の一部を掲載します。昔の細い歩道
が残っています。お腹の出た人間がすれ違うのは
大変です。。。。。
未来大と高雄大学および雲林科学技術大学との
連携を進めるために両校を訪問して講演をしてき
ました。ちょうど台風が来ていて、全日空のシステ
ム不具合も重なって行けるかどうか不安でしたが、
なんとかたどりつきました。両校では歓待していた
だきました。写真の一部を掲載します。昔の細い歩道
が残っています。お腹の出た人間がすれ違うのは
大変です。。。。。
先月末、渡島管内七飯町の大沼国際セミナーハウスで開催された創才セミナーに講師として参加してきた。小中学生対象の算数オリンピック(および中学生数学大会)の昨年の大会で、優秀な成績を収めた中学生が全国から五十人ほど参加した(いわゆる受験校の子どもが多い)。さらに道南の小中学生約六十人も加わった。
算数オリンピックは数学者の広中平祐氏とピーター・フランクル氏の提唱で始まり、小さいころから算数に親しんでもらうことを目的としている。高校生が対象の数学オリンピックのジュニア版になろう。子どものころから数学の能力に順位をつけることを疑問視する向きもあるかと思うが、スポーツや音楽がそうであるように、数学も若いときから才能を伸ばすのが望ましい。物的資源のない日本が生き残るためには人的資源を確保しなくてはいけない。科学技術を発展させるためにはその基礎となる数学が絶対に必要である。
広中平祐氏が大沼と縁があるため創才セミナーはこの地で実施されることになった(ちなみに広中氏ははこだて未来大とも縁が深い)。地元の人も数多くボランティアとして協力している。
地元の子どもたちも、全国の才気あふれる子どもたちと触れ合って非常によい刺激になったのではないかと思う。数学の勉強というとすぐに受験を連想してしまうが、このセミナーに参加しても決して入試でいい成績が取れるようにはならない。受験数学ではない本当の数学の面白さを小さいときに理解しておいてほしい。
最近、日本で数学と理科が苦手とする子どもが増えたのは、親の世代の多くが数学と理科を敬遠しているからである。自分が敬遠していると認識している人は、ぜひとも意識的に子どもたちに数学や理科に触れ合う機会を与えていただきたいと思う。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2008/09/16
最近「サイエンスイマジネーション」という本が瀬名秀明さん編集で出ましたが、
瀬名さんのロボットの講演会が東京の渋谷であります。瀬名さんのロボット
に対する見方は的を射ていてなおかつ非常にわかりやすいです。
———————————————————————–
平成20年度 文化講演会
テーマ 未来への創造力 ?ヒトを刺激するロボットたち−
講 師 瀬名 秀明 氏
月 日 平成20年10月4日(土)
時 間 午後2時から3時30分
場 所 ケアコミュニティ・美竹の丘(渋谷駅徒歩8分)
定 員 180人
費 用 無料
主 催 渋谷区教育委員会
問合せ 03−3463−3049
申 込 9月16日までに電話またはインターネットで
詳しくは渋谷区教育委員会文化講演会のWEBへ
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/edu/koza/9kouenibento/kouenkaisyosai2.html#1
までお願いします
道新の9月1日の魚眼図に赤塚不二夫を偲んだ
文章が載りました。ひさしぶりの漫画ネタです。
イヤミの「シェー」は当時のすべての男の子が
真似をしていたと思います。懐かしくなって天才
バカボンを買ったら子どもたちが喜んで読んで
います。いまの子どもにも通じるのですね。
赤塚不二夫が死んだ。手塚治虫が死んで、石ノ森章太郎も死んで、大好きだった漫画家がまた一人いなくなってしまった。仕事の関係もあって手塚治虫の大ファンであることを強調することが多いが、赤塚不二夫も同じぐらい好きだった。「おそ松くん」や「天才バカボン」はギャグ漫画の傑作である。漫画でしか表現できないギャグを確立したのがこれらの作品だ。
子どものときからいまに至るまで日常的に多くの漫画を読み続けている。ギャグ漫画家では吾妻ひでお、山上たつひこ、鴨川つばめ、江口寿史、吉田戦車などが印象に残っている。年を取るとどうしても昔はよかったとなりがちであるが、赤塚不二夫が傑出したギャグ漫画家の一人であるのは確かだと思う。
赤塚不二夫の漫画は、よく言われているようにキャラクターが特徴的である。イヤミ、ウナギイヌ、レレレのおじさん、ハタ坊、ニャロメ、チビ太、ケムンパス、目玉のおまわりさん、デカパンなどいくらでも思い出すことができる。主人公よりも脇役のほうが目立っている漫画である。
赤塚不二夫の後年はずっと病気がちであった(死ぬ前の数年間は意識もなかった)。体を壊した原因は酒の飲み過ぎだったと言われている。トップレベルのギャグを出し続けるのは身を削る作業なのだろう。彼以外のギャグ漫画家も長くトップレベルを続けられている人はほとんどいない。みんな苦しんでいる(たとえば吾妻ひでおは自身のアルコール中毒の経験を漫画にしている)。そのような犠牲を払って貴重な漫画を生産してくれたことにファンの一人として感謝している。
鉄腕アトムという一生興味を持つ対象は手塚治虫に教えてもらったが、世の中の見方は赤塚不二夫に教えてもらった。世の中のすべてのことを前向きに受け入れるという姿勢である。閉塞(へいそく)感の漂う今の時代にあらためて言いたい。これでいいのだ。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2008/09/01
公立はこだて未来大学 松原仁研究室
〒041-8655 北海道函館市亀田中野町116番地2
inquiry@matsubara-lab.net (@は半角に直してください)