<魚眼図>ロボット教室
道新函館支社主催で春休みに小学生高学年向けのロボット体験講座を開いた。座学は短めにして、数多くのロボットを実際に動かしたり触ったりしてもらうことを中心に構成した(したがって座学を担当した筆者よりもロボット操作を担当した学生の方が大変だったと思われる)。
最近はテレビや新聞でロボットを目にすることは多いが、実際のロボットと触れ合う機会は非常に少ない。ロボットの実物を見て触ってもらえたのは(自画自賛ではあるが)よかったと思う。
ロボットはこれだけはやっているにもかかわらず、商売としてはまだ成り立っているとは言いがたい(商売として成り立ったのはアメリカの掃除ロボットぐらいと言われている)。ソニーのアイボやイワヤの熊型ロボットは非常に人気があったにもかかわらず販売を止めてしまった。オムロンの猫型ロボットは販売期間が短かったために持っている人が非常に少ない。それらのロボットを買いためておいたのが役に立った。今後もロボット教室を続けていくため、いま売られているロボットも販売を止める前に買っておこうと思っている。
現代は情報化社会と言われているが、情報というのは抽象的な概念で直感的に理解することがむずかしい。目で見て、手で触れることのできるロボットは情報教育の非常にいい題材となっている。
しかし、これまで道内でロボット教室を開いたのは函館と札幌に限られている。それも単発的で対象は一部の子供たちに限られている。もっと広範囲で頻繁に、組織的にロボット教室を開きたいのだが、実物の確保という制約に阻まれている。周りの方々に支援もお願いしながら少しずつ活動を広げていきたい。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2008/04/15