2007 年 9 月 27 日

<魚眼図>迷惑メール

カテゴリー: 魚眼図 — Column @ 12:00 AM

迷惑メールとは企業や個人が勝手に(多くの場合は非合法の)売り込みをかけて送ってくる電子メールのことである。スパムメールとも呼ばれる。かなり前からこの迷惑メールが社会問題になっている。
郵便だと送り手が切手代を出さないといけないが、電子メールは無料でいくらでも発送できる(メールを読むためにインターネットに接続する費用は逆に受け手が負担しなければならない)。電子メールのあて先を書く手間がかかりそうだが、プログラムが自動的にあて先を書いているので人間の手間はかからないのである。
筆者はコンピューター関係の研究者なので、電子メールをごく当たり前に使っている。使い始めたのは一九七九年なので、日本ではかなり早い方だと思う。(携帯)電話や手紙、ファクスはめったに使わず、連絡手段はもっぱら電子メールである。最近では一日あたり約千通の電子メールを受け取る。その八割方は迷惑メールである。
迷惑メールを毎日八百通も読んでいたら仕事にならないので、スパムフィルターと言われるプログラムを利用している。スパムフィルターは送り手のアドレスや件名などの情報をもとに迷惑メールを自動的に判別してくれるものである。使い始めた当初は判別の精度が悪いが、学習していくことで精度がだんだんと上がっていく。便利ではあるのだが、初めての人からの重要な電子メールも迷惑メールと判別されてしまうので、送り手のアドレスと件名だけは毎日八百通確認するしかない状態である。
筆者のような電子メールのヘビーユーザーは少数であろうが、これ以上迷惑メールが増えると電子メールが機能しなくなってしまう。法整備も含めて抜本的な対策を考えないといけない。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2007/09/27

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