<魚眼図>ロボット万博
愛・地球博が開催されている。この万博の目玉の一つがロボットである。多くの企業や研究組織が最先端のロボットを展示している。その一つとして、六月中旬、ロボット週間と称して「プロトタイプロボット展」というものが開催された。全国六十五カ所の大学や企業などが二○二○年の未来に世の中に普及すると思われるロボットを展示したのである。
最初は客の出足の悪さが心配された万博であるが、尻上がりに人気が高まっているようである。ロボット週間の最中にも最大の人出を記録した。ロボット展示があったモリゾー・キッコロメッセには一番長いときで百二十分の待ち行列ができた。ありがたいことである。やはり日本人はロボットが大好きなのであろう。
はこだて未来大学も道内の企業と組んで「着せ替えロボット」という名前の展示を行った。北海道からの展示はこれだけであった。三台のロボットが人間の司会者と掛け合いながら歌って踊るというミュージカル仕立てである。おかげさまで子どもを中心に大好評だった。
ロボットは精密機器なので、展示を長期間にわたって実施するのはとても大変である。この展示でも不調で動かないロボットがかなりあった。そんな中でわれわれのロボットは奇跡的に大きな問題もなく十一日間の展示を終えることができた。
ミュージカルの中で「YOSAKOIソーラン」の踊りを披露した。蒸し暑い愛知の地で、北海道らしさを少しは感じてもらえたのではないかと思っている。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2005/07/13