<魚眼図>ロボカップジュニア
ゴールデンウイークに新潟でロボカップの国内大会が開催された。朱鷺(とき)メッセという国際会議場のオープン記念の一環として実施されたものである。ロボカップというのはロボットのサッカー大会で、毎年国際大会と国内大会を開いている。
一九九七年に始まったときには小さなイベントでロボットもろくに動かなかったが、最近は大きなイベントとなりロボットの動きもサッカーらしくなってきた。ロボカップは二○五○年までに人間の世界チャンピオンチームに勝つロボットチームを開発することを目指しているが、あながち無理な目標ではないような気がしている。
ロボカップには小学生から高校生までの子供を対象としたロボカップジュニアという部門がある。子供自身がロボットを製作し、動かすためのプログラムを書き、そのロボットでサッカーを戦うのである(ロボットにダンスを踊らせる部門もある)。ロボカップジュニア用のロボット組み立てキットを販売している会社もある(子供でもプログラムが書けるように工夫されている)。理科系離れが心配されている中で、サッカーロボットは非常に魅力的な教材となっている。
全国から新潟に集まった各地のロボカップジュニア代表の中に、北海道の代表もいた。松田兄弟、若林君、畑君という札幌のチームである。この三月に結成されたために練習の時間も十分ではなかったが、見事に予選を突破して好成績を収めた。
北海道の未来を担う人間を育てるために、道内でロボカップジュニアの活動を活発にしたいと願っている。ぜひとも温かい目で見守っていただきたい。
(松原仁・はこだて未来大教授=人工知能)
2003/06/11